2016年9月1日木曜日

九月の休診日


朝晩はだいぶ涼しく、
高トンボが飛び交い、すっかり秋の装いですね。

長めの夏休みの終わった小学生をお持ちのお父さんお母さんは
ホッと胸を撫で下ろしていることでしょう。

お子様の乳歯や生えたてピカピカの永久歯にはフッ化物が効果的です。


フッ化物塗布は、歯が生えてきてからすることが可能で、第二大臼歯(11歳~13歳頃)が生え揃う中学生頃までが特に効果が大きいと言われています。

☆小さなお子様や嘔吐反射が強い方は、歯を綺麗にした後、フッ化ナトリウムゲル(青リンゴ味)を綿球や歯ブラシを使って、歯1本ずつに塗布します。

☆小学生以上(6分間じっとしていられる方)に、当院ではトレー法をさせていただいております。トレーにフッ化物を入れたものを口にくわえて、上あごと下あごに分けて各3分間、人体には感じない程度の弱い電流を流してフッ素を浸透させる方法で、電流を通すことで、フッ素がより歯の表面により付着しやすくなるとさせます。

↑DVDや治療説明を見ながらトレー法をしています。
トレー法のフッ化物は無味なので、味覚に敏感な最近の子はこちらの方が気に入ることもありますので、未就学のお子様もご相談ください。


フッ素には
1. 唾液中に含まれるミネラルの沈着を促進し、再石灰化を助ける
2. 歯の質を強化し、酸から歯を溶けにくくする
3. 酸の生成を抑える
という大きな効果があります。

更に、定期的なフッ化物塗布と虫歯チェックに歯科を受診するということにより
ご家族が、お子様のお口に意識がはたらくということが一番の予防になっているような気もします。

この辺りにお住いで中学生までの方は、福祉医療の対象となり、
後日、窓口会計分は全額返金されますので、御足労をかけはしますがお子様の権利なのです。
大事なお子様の、この時期に形成される歯の質・歯磨きの習慣が、今後一生ついて回ることをご理解ください。
足が重いのもわかりますが、親の責任ですので、将来必ず感謝されることでしょう。

中学生以下のお子様で、しばらく歯科にみせていないご家庭は是非ご利用ください。



9月は、30日(金)を休診とさせていただきます。
それ以外は通常通りに診療しております。
急患も随時みさせていただいておりますので、一度ご連絡ください。