ここ数日はカッコウの鳴き声で目を覚まします。
洗馬小の校歌に『せば、せば、かっこう鳴いて~♪』という節がありますが、
今となって夜の間に降った雨が洗い流した清々しい朝の情景が浮かぶような気がします。
さて、昔のカルテを見比べていると、急に虫歯が増えてしまったなという方がいます。
そういった方にありがちなパターンを幾つか紹介します。
まず、哺乳瓶に甘い飲み物を入れて飲ませている乳幼児です。
乳歯や生えたばかりの永久歯は、すごく虫歯になりやすく進行もとても早いのです。
おやつを食べたままのお口で過ごしたり、歯磨き習慣がないなど言語道断です。
しっかり自分で磨けるようになるまで、仕上げ磨きをしてあげる必要もあります。
歯磨きの習慣もしっかりついていたハズのお子様方が虫歯になってしまうのが、
運動や勉強の合間に飲むスポーツドリンクによる虫歯です。
スポーツドリンクの中にも砂糖がいっぱいです。
また誘惑が増えてくると、不規則な間食も大きな原因となります。
チョコレートやスナック菓子は、歯の溝や歯間にしっかりと挟まってミュータンス細菌の恰好の餌となります。
さらに、その片手にある炭酸飲料は歯の表面をも短時間でしっかり溶かしてくれます。
大人になると、甘い缶コーヒーの習慣が大変に危険です。
喫煙所のお供に欠かせないという方も多いことでしょう。
疲れた体や脳に沁みますが、歯の表面や詰め物や被せ物のキワにしみ込んで虫歯にしていきます。
寝つけに一杯という方も歯磨きせずに横になってはいませんか?
言うまでもなく梅酒や杏露酒は砂糖漬けですし、甘いカクテルや割り物に限らず、
他のアルコール類も糖が含まれていれば虫歯の餌食です。
体が疲れている時に飲む、滋養強壮の栄養ドリンクも独特の漢方の味を消すために大量の砂糖が入っています。
体が元気になっても歯がボロボロでは元も子もありません。
そして、畑仕事やゲートボールでアメを舐め続けている方です。
上下とも総入れ歯という方は虫歯になることはありませんが、
ご自身の歯が1本でも残っている方は付き合いでも、そっとポケットにアメを入れて持ち帰ってください。
梅雨の風景 |
こまめに水分を摂ることや適度に糖分を入れることは、身体にとってとても大事なことです。
これからの時期、特に熱中症対策に水分摂取は必要不可欠です。
しっかりと歯磨きをすること。
すぐに磨けない時は、お茶(無糖の)やお水などで口をゆすぐこと。
を心掛け、口の中が甘いままの状態で長時間過ごされることを避けていれば問題ありません。
是非、カトちゃんのセリフを想い出してください。
7月の休診日ですが、30日(木)午後と31日(金)を休診させていただきます。
東海地方のものと比べると小ぶりな蝸牛 |
0 件のコメント:
コメントを投稿