2015年6月26日金曜日

7月の休診日



ここ数日はカッコウの鳴き声で目を覚まします。
洗馬小の校歌に『せば、せば、かっこう鳴いて~♪』という節がありますが、
今となって夜の間に降った雨が洗い流した清々しい朝の情景が浮かぶような気がします。




さて、昔のカルテを見比べていると、急に虫歯が増えてしまったなという方がいます。
そういった方にありがちなパターンを幾つか紹介します。

まず、哺乳瓶に甘い飲み物を入れて飲ませている乳幼児です。
乳歯や生えたばかりの永久歯は、すごく虫歯になりやすく進行もとても早いのです。
おやつを食べたままのお口で過ごしたり、歯磨き習慣がないなど言語道断です。
しっかり自分で磨けるようになるまで、仕上げ磨きをしてあげる必要もあります。

歯磨きの習慣もしっかりついていたハズのお子様方が虫歯になってしまうのが、
運動や勉強の合間に飲むスポーツドリンクによる虫歯です。
スポーツドリンクの中にも砂糖がいっぱいです。
また誘惑が増えてくると、不規則な間食も大きな原因となります。
チョコレートやスナック菓子は、歯の溝や歯間にしっかりと挟まってミュータンス細菌の恰好の餌となります。
さらに、その片手にある炭酸飲料は歯の表面をも短時間でしっかり溶かしてくれます。

大人になると、甘い缶コーヒーの習慣が大変に危険です。
喫煙所のお供に欠かせないという方も多いことでしょう。
疲れた体や脳に沁みますが、歯の表面や詰め物や被せ物のキワにしみ込んで虫歯にしていきます。

寝つけに一杯という方も歯磨きせずに横になってはいませんか?
言うまでもなく梅酒や杏露酒は砂糖漬けですし、甘いカクテルや割り物に限らず、
他のアルコール類も糖が含まれていれば虫歯の餌食です。

体が疲れている時に飲む、滋養強壮の栄養ドリンクも独特の漢方の味を消すために大量の砂糖が入っています。
体が元気になっても歯がボロボロでは元も子もありません。

そして、畑仕事やゲートボールでアメを舐め続けている方です。
上下とも総入れ歯という方は虫歯になることはありませんが、
ご自身の歯が1本でも残っている方は付き合いでも、そっとポケットにアメを入れて持ち帰ってください。





梅雨の風景
ただし、
こまめに水分を摂ることや適度に糖分を入れることは、身体にとってとても大事なことです。
これからの時期、特に熱中症対策に水分摂取は必要不可欠です。
しっかりと歯磨きをすること。
すぐに磨けない時は、お茶(無糖の)やお水などで口をゆすぐこと。
を心掛け、口の中が甘いままの状態で長時間過ごされることを避けていれば問題ありません。
是非、カトちゃんのセリフを想い出してください。





7月の休診日ですが、30日(木)午後と31日(金)を休診させていただきます。





東海地方のものと比べると小ぶりな蝸牛














2015年5月29日金曜日

6月の休診日




新緑まぶしい季節になりましたね。
急に暑い日があったりして体調など崩されていないでしょうか?


ちょうどこの時季は、それぞれの学校・施設で歯科検診が行われます。
先日27日も妙義保育園の検診に行ってきました。
今月3日5日は洗馬小学校の検診があります。


虫歯や抜歯の必要な箇所がある等と診断され、
学校から用紙をもらったた方は早めの受診を
また、そうでなかったおうちの方も油断は禁物です。

歯質や唾液の面で恵まれ、歯磨きをしないのに虫歯になったことがないという子もいますが
それはたいへんに稀なケースです。人それぞれ違うのです。

乳歯から永久歯の生えそろうまでが、一生を左右する大事な時期です。
乳歯や生えたばかりの永久歯は、大人の歯と比べ弱く虫歯になりやすく、
虫歯になってしまうと進行もあっという間です。

虫歯になったことがあったり、歯並びや歯の形(溝の形や深さ)により
特に虫歯のリスクの高いお子様の場合は、
歯科医院の明るい照明の下、しっかり精査させていただき、
場合によっては予防処置【シーラント】やフッ素塗布をお勧めしています。


口腔内の清掃をした後、小さいお子様には、フッ化ナトリウムのゼリーを歯面に塗布します。
また、数分間じっとしていられる就学時くらいからの子供には、フッ素イオン導入法という
フッ素をイオン化させて歯質に取り込ませる(上記の5倍の浸透効果)方法をとらせていただいています。


期間は口腔内の状態によりけりですが、当医院では、来院していただきやすいように
長期休暇(春夏冬休み)をメドとした塗布をおすすめしております。

その都度、点検させていただきますし、ご家族の意識が高くなるので
当医院で定期的にご利用されるご家庭は虫歯はほとんどありません。
気になる方はお気軽にご相談下さい。




6月は30日(火)を休診させていただきますが、その他は土曜の午後と日曜をのぞき平常通り診療させていただきます。






医院の北側。
技工室より見える場所に小さな砂場をご用意しました。
天気の良い日は是非、ご利用下さい。







 



新しい電動麻酔注入器が入りました。
痛みが少ないとなかなか好評です。

2015年4月27日月曜日

5月の休診日



初夏を思わせる陽気となり
いよいよ畑の忙しい季節となってきましたね。



最近、テレビ番組等で取り上げられ質問が多いのが
『金属アレルギー』に関するところです。


歯科治療に用いられた金属が、長い期間をかけて溶け出し、
それが体内に蓄積しアレルギー反応を引き起こしてしまうことが報告されています。

最も多いのが手のひらや足の裏に水疱や膿をもった嚢胞ができる症状(掌蹠嚢胞症)です。
また、原因物質に触れ、皮膚に炎症を引き起こす接触性皮膚炎や発疹等も代表的です。

ひとえに金属アレルギーといえどもその原因となりうる金属の種類は人それぞれです。
金属アレルギーの原因となりやすい主な金属は、
ニッケル・クロム・コバルト・パラジウム・インジウム・イリジウム・スズ・水銀です。
近年の歯科での詰め物や被せ物のほとんどは金銀パラジウム合金によるもので、
比較的アレルギーのリスクは少ないと言われています。


これらのアレルギーを知るための代表的な検査方法に「パッチテスト」があり
皮膚科や大学病院などの専門外来に依頼させていただいています。
我々歯科医院では、その結果を受けて
原因となりうる金属をそうでない材料に置き換えさせていただく治療をさせていただいております。


桜とアルプス


症状のある方、自分のお口の中の金属の詰め物が気になる方は是非、お気軽に相談下さい。






 5月は、土曜午後をのぞき、カレンダー通りに診療させていただきますので宜しくお願いします。
また、連休中に応急処置が必要な方、帰省中にどうしても不都合が出てきてしまった方は、対応できる可能性もあるので、一度0263-54-1062までご連絡ください。



弘法山の桜







2015年3月27日金曜日

4月の休診日



スピッツの "ヒバリのこころ" や
エレカシの "四月の風" が似合う季節になってきましたね。


春は出逢いと別れの季節といいますが、
歯にとっての出逢いは、親知らずをのぞき、子供の頃にしか訪れません。
ですから、歯は失ったらもとに戻ることは決してないので
とても大切にケアをしていかなくてはなりません。

一方、歯との別れというものもしばし訪れることがあります。
歯周病が重度に進行して、支えがなくなり歯がグラグラになったり
虫歯が歯の根を脅かすほどに進み、再び咬み合わせの土台として担えなくなったり
強い力がかかることにより歯が致命的に割れてしまうなどの原因が考えられます。

残念ながらその全てを防げるわけではありませんが、
ほとんどのケースは、定期的な検診とお掃除をきっかけにして
予防や早期の治療により別れを防ぐことができます。
また、突然に別れを迎えるのではなく、使い方や掃除を工夫することにより、
その別れに備えることもできます。


新年度を機に歯の点検に出掛けてみてはいかがでしょうか?



J1山雅も好調な出だしです。
4月は29日(水)30日(木)を休診とさせていただきますが、
後は、土曜午後をのぞき、平常通りの診療をさせていただきますので宜しくお願い致します。




2015年2月25日水曜日

3月の休診日


少し暖かい日も出てきて
冬ももうひとふんばりですね。
気温の変化も激しいのでお身体には十分にお気をつけて下さい。


さて最近、テレビ番組で歯科領域のテーマがたまたまよく取り上げられ
関心の高まりとともによく歯磨きのコトをよく聞かれます。

皆様が誤解されてることが多いのは歯磨き粉の量です。
ひと昔前、歯ブラシの毛幅いっぱいにのせたテレビのコマーシャルが流れたので
たっぷり歯磨き粉をつける方がいますが、
実は、お米粒大を2~3粒分が適量と言われています。
それぞれ好みもありますし、もちろんつけすぎによる害はありませんが
口の中がからくなりすぎると歯磨き時間が短く、清掃が不十分なりやすいと考えられます。

お口に残る汚れ(いわゆるプラーク)はシンクの汚れのようなもので、
ブラシを大きくこするよりも、こまめに何回もこすることによりキレイになります。
歯磨きは2~3歯にかけて30~40回ずつ動かすと良いとされています。
なので、これを表裏、口腔全体に行うと10分以上はどうしてもかかってしまうことになります。

また、質問の多いものはこうして取り上げさせていただきますが、
日頃の歯磨きの見直しの為に、希望と必要があれば染め出し指導もさせていただいております。
普段お使いの歯ブラシを持参してお越しください。

新学期に向けて、お口の点検、歯石とり等、是非お出かけください。


3月は31日(火)を休診とさせていただきますが、ほかは日曜と祝日、土曜午後をのぞく平常通り診療しますので宜しくお願いいたします。




2015年1月30日金曜日

2月の休診日





寒い日が続き、雪の心配が絶えませんね。

こんな重い雪の日の雪掻きなどしていると、
知らず知らずのうちに強い力で喰いしばっているものです。
雪掻きだけが原因かは定かでありませんが、
このシーズン、歯が欠けたりひびが入るようなケースが心なしか多いような気がします。

歯の噛み合せる力は思いのほか強く、
男性で60kg、女性で40kgくらいと言われ、
中には100kgを超える方もいるそうです。

強い負荷は普段から長期にわたり歯にかかっているわけで
力仕事や家事において奧歯をよく噛みしめている方や
日頃の癖やストレスで食いしばりの自覚のある方は要注意です。

歯の表面が摩耗して欠けてしてきているような方や
夜中、歯ぎしりがうるさいと言われたり、朝起きた時に歯茎が重たいような方には
マウスピース(↓写真)が非常に有効です。
力のかかる作業をされる際や、就寝時にはめていただきます。

マウスピース
また、マウスピース装着時の食いしばりには、筋力がアップする効果があり、
スポーツの成績や力仕事の効率を高めるとも言われています。
気になる方はどうぞご相談下さい。



2月も日曜と祝日、土曜の午後をのぞき、平常通り診療させていただきます。





裏の駐車場にかまくらができました。



2015年1月4日日曜日

1月の休診日




明けましておめでとうございます。
昨年の初夏にリニューアルをさせていただき、
新年を迎えることができましたのもみなさんのおかげです。
不慣れなところなど大目に見ていただきありがとうございました。
本年も引き続き、または今年こそは歯医者にという方も宜しくお願い致します。


さて、新年を迎えて歯も美しく保ちたいものです。
日々、問診票をとらせていただいていますが、実は歯の見た目を気にしている患者さんは大勢います。
見た目を気にしていても、言い出しにくい傾向があるようですがこれも虫歯の治療と同様に歯医者の大事な仕事の一つなので、恥ずかしがらずに来院ください。


歯の見た目と言っても様々ですが、
まずは、お茶やコーヒー、煙草による着色、歯の間に付着していく歯石等があります。
こちらの場合は、専門の機械で除去し本来の歯の色に戻すことが保険のお掃除にて可能です。

歯石は付着しにくく、健康なお口の方でもだいたい6ヶ月くらいで目に見えてきます。
歯石の付着部位には歯ブラシの毛先は届かず、細菌の巣窟となってしまいます。
間があいても半年おきにはお掃除されることをおすすめします。
また、除石された患者さんにはエアフローマスターという塩の粒子にて汚れを落とす機器にてのお掃除も一緒にさせていただいています。

さらに本来の歯の色を白くしたいという方には、
マウスピースを作成させていただき、ご自宅にて薬材で歯を白くするホームホワイトニングという方法もありますので、
保険のお掃除の成果を確認していただいた上でご相談いただいております。


また、だいぶ前に治療した詰め物やかぶせものの色が気になっているという場合も
新しく目立たないように、金属を白い材料にやり変えることが可能です。
歯の状態や噛み合わせを確認した上での判断となりますが、
保険の範囲でもお悩みを解決することが可能なことも多々あるので
お気軽にご相談ください。

新年を機に歯を綺麗にしませんか?


5日以降の1月の休診日ですが、日曜と祝日、土曜午後をのぞく平常通り診療しますので宜しくお願いいたします。



元旦の槻井泉神社